CHIN-HURTZはMETEORと行動を共にして気づいた事があった。
言うまでもなくCHIN-HURTZの属性は「光」。光と闇属性は相反する関係にあり、お互いの攻撃が増幅され、その2種がぶつかれば強打の応酬である。
まだ経験の少ないCHIN-HURTZにとっては、それなりに強い悪霊が出てくれば、すべての攻撃がクリティカルで入ってしまい、弱った体をすぐに乗っ取られてしまう。
これでは師匠の足を引っ張ってしまうと、CHIN-HURTZは苦悩を強いられていた。
HOOK
ゴーストバスター! |
METEORはCHIN-HURTZのそんな悩みを察知し、昔からの戦友でもある悪霊退治協会の会長になんとかできないかと相談を持ちかけた。
METEORは悪霊退治協会には、嫌われる立場にあったが、唯一協会のトップにいる会長とは親しい関係にあった。
以前、話した通り「悪霊を食べる」行為は「禁術」とされ、協会側はそれを厳しく罰する立場にある。
だが、おいおいわかった事だが、協会内にもいろいろ問題はあるらしく、保守派と強硬派の権力争いが続いているという。
METEORは、よく会長が正規で受けられない依頼などを影で請け負ったりもしていたらしい。その恩あってか会長はMETEORの頼みにはすぐに応じてくれた。
HOOK
すごいー!ヘルザファイヤ! |
今回、CHIN-HURTZのレベルを上げる為に対策したのが、混合属性の付与であった。
会長は火と闇の属性に関してはマスタークラスである。会長に伝授されたのは
「ヘルザファイヤ!」
つまり地獄の炎攻撃である。
ものすごい威力だ!!!
ここで一つの疑問が浮かぶ。火の属性はわかるが、闇が入ると光属性のCHIN-HURTZには習得ができない。これはどうやって。。。
会長は言った。
会長「この技は、絶対絶命の時に使うといい。君は光属性だが、悪霊に取り憑かれそうになる時、その光が少しづつ闇に染まる。その条件下でなら出せるはずだ!どうしようもなくなったら悪霊を憎め!」
そう!
会長はCHIN-HURTZが悪霊に取り憑かれやすい事を見抜いていたのだ。
その時に闇に押し潰されるのではなく、憎悪を呼び起こし、それを利用して技を出し、悪霊を焼いてしまえば形勢逆転できると提示した。
「ヘルザファイヤ!」
言うのは簡単だが、そんな大技すぐに習得できるわけもなく、CHIN-HURTZは言われるがまま、何回も何回もヘルザファイヤ!を連呼した。
HOOK
すごいー!ヘルザファイヤ! |
CHIN-HURTZと会長が技の修行に没頭している最中、暇そうなMETEORはひたすらCHAPAHという人物の生き霊か、いや何と戦っていたのかは今でもよくわからないが、地獄落としスープレックス!など。。。
とにかく何かと戦っていた。
これも後から聞いた話だが、悪霊退治協会の強硬派CHAPAHと師匠との間には、どうやら因縁があるらしい。
そしてこの頃から、CHIN-HURTZの光属性は少しずつ失われ、闇の属性が強くなっていった。
「地獄落としスープレックスで倒すのかー!笑」
追伸
METEORとCHAPAHの因縁に関係しているかはさだかではないのだが、以前METEOR&CHIN-HURTZが根城としていた荒川区町屋でCHAPAHと遊んでいる時期があった。その時にノリで作った「大冒険2 feat.CHAPAH」と言う曲が“喰う寝る飲む出す”のアルバムCD盤にボーナストラックとして収録されている。CHAPAHのスーパーウルトラダイナマイトスキルに興味ある方は是非チェックしてみてほしい。
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