悪霊退治見習いCHIN-HURTZも、駆け出しの頃よりレベルが少し上がり、それなりの悪霊と戦えるようになった頃、事件は起きた。
| INTRO
YO！これはCHIN-HURTZが悪霊に乗っ取られちゃう話！BRING THE SHIT！！！ |
師匠とバカンスを楽しんでいた時、突然悪霊に襲われた。
こいつは今まで倒してきた悪霊とは、比べものにならず、師匠いわく地獄から脱走してきた悪霊だった。
このレベルの悪霊は少し強くなった程度のCHIN-HURTZでは、まったく歯が立たないのは明白だった。
だが、未熟ゆえに力の差を理解できず、METEORの「待て！」を無視し、飛び込んでいく！
戦闘はたじたじで、ブラ！ブラ！と
「叫ぶ！」
のコマンドを使ったり
「誘う踊り！」
で踊らせてみたりした。
もちろん、まだ「ホイミ」もさほど強くはなかった。
CHIN-HURTZには決定打となる必殺技はなかった。悪霊は効いているフリをして、油断したCHIN-HURTZに必殺を放ってきた。
その時、METEORが体を張りCHIN-HURTZを守った！！
その隙に、
「言葉の弾丸！」
を悪霊に打ち込んで、倒したかに見えた。
そう！勝った時のその油断こそ、悪霊が待ち望んでいた油断であった。背後から襲いかかりCHIN-HURTZの体を乗っ取ってしまったのだ。
| HOOK
吸い取っちゃうぞ！アンタの精気！ |
取り残されたMETEORは、「おふだ」と「塩」で牽制しながら、冷静に悪霊を分析した。ひとまず、逃げながら距離を取った。そこで、閃いた！
METEOR「恐竜を召喚したら倒せんじゃね！？」
METEORはすぐさま、どうやったのかは不明だが恐竜を召喚し、CHIN-HURTZから悪霊を剥がした。
そのまま恐竜は、悪霊を食べてしまった。
我にかえったCHIN-HURTZは、事の経緯を聞き、しみじみとマスタークラスの実力の凄まじさを知るのであった。
「恐竜召喚で倒すのかー！笑。」
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