悪霊は、放っておくとどんどん成長、増殖を繰り返し、精神的に蝕まれると日常生活にも支障をきたす。
虫歯だったり、風邪もそのうち治ると思っているとどんどん悪化し、気づけばとんでもない苦痛を強いられたりもする。
つまり、早期解決、対応が最善の策であり、何より自分に取り憑かれている事に気づく事が重要である。
見えない悪霊を見ること、その悪霊を観察し、知る事。まずは師匠に、その眼力を養う事から始めるよう、基礎を伝授された。
HOOK
もしかして取りつかれてない? |
レベルの低い駆け出しのCHIN-HURTZは、悪霊が見えているかもわからなかった。
そこで、自分自身が、日常生活する上で、ストレスの溜まる事象や、腹を立てたりする原因に目を向けた。
つまり、心に住みついたネガティブな考え方や、邪念を倒す事から始めた。
倒し方にもいろいろ策はあるが、CHIN-HURTZは常に楽しくいる事、心に傷がつけばそれを修復させる自己回復能力を得る事で、一歩成長する事ができた。
CHIN-HURTZは「ホイミ」を覚えた!
そう!ホイミしまくって悪霊を倒そう!それも、「ダイの大冒険」に出てくる大魔王バーンのメラみたいな威力のホイミ!
そんなホイミが打てれば悪霊は瞬殺だし、友達に使ったら、超元気になる!
これだ!!!
コツを掴んだCHIN-HURTZは悪霊を退治しながら、ホイミを強化していった。
師匠は日々、ぬるま湯の高濃度炭酸泉で悪霊を溶かし、水風呂に入って剥がしたりする。
やはり、マスタークラスになると、勝手に悪霊が寄ってきてしまうらしい。
だから、常日頃からサウナ や銭湯に通い、自身の体につく悪霊を倒しているというわけだ。
そして、師匠は弱った悪霊を「うまいうまい!」と言ってバクバク食べているのをCHIN-HURTZは、よく目にしていた。
HOOK2
ほらほらほら!霊を食べる✖️4うまーい! |
駆け出しのCHIN-HURTZにとって、「悪霊を食べる」という行為はごく自然なものに映っていたのだが、これが悪霊退治協会における「禁術」とされている事を知ったのは、もっと先の話であった。
「高濃度炭酸泉で溶かすのかー!笑
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