雪が辺りを覆い尽くす。

今回、メテオとチンハーツが依頼を請け負ったのはこの大寒波の大元“冬将軍”の討伐であった。いつになっても春が来ない。

これは悪霊の仕業である。

チンハーツ「メテオ師匠!かなり吹雪いてますねー。。。寒さは平気ですか?」

メテオ「全然寒くないっしょ!やるっしょ!チンハーツの方こそ大丈夫か?」

チンハーツ「自分貼るカイロいっぱい貼ってあるんで割と大丈夫ですが、顔が痛いっすね。。。長期戦は厳しいですね。」

メテオ「そんな道具に頼ってると、メンタルが鍛えられないぞ!」

チンハーツ「えー!師匠も健康グッズばっか買って持ち歩いてるじゃないですか!∑(゚Д゚)」

メテオ「ツボを刺激すると体があったまるんだ!」

チンハーツ「なるほど、そういう寒さ対策もあるんですね。。。って結局道具じゃないですか笑。もう寒くなったら「熱い」を連呼しよっと!」

メテオ「そうだな!まじ熱いわー!」

そうこうしてる間に辺り一面が大吹雪に包まれた。

メテオ「チンハーツ!来るぞ!冬将軍は吹雪と共に現れる!」

チンハーツ「合点承知!」

冬将軍が現れた。。。

チンハーツ「うぉ!前がよく見えない。。。風は熱波だと思うしかない。しかし、どこにいるんだ?。。。お札10枚で足りるかな?。。。」

メテオ「うぉぉぉぉぉ!!!」

メテオは吹雪に突進して行った。

チンハーツ「師匠!さすが!」

メテオ「ヒラツカー!カクゴー!!これでもくらえー!」

チンハーツ「え∑(゚Д゚)!!ヒラツカ?師匠!ヒラツカはいないですよ!」

メテオ「オラオラ!ラリアットー!聖水付きのBB弾くらえー!どうしたヒラツカかかってこい!」

。。。

チンハーツ「。。。あっちゃー!これはいかん!最近ヒラツカの曲ばかり作ってたから頭がヒラツカだらけになってるんじゃないか。。。」

メテオは誰もいないところにとにかくあらゆる必殺技を出しまくっている。ヒラツカと連呼しながら。。。

チンハーツ「まじかー!こんな時に師匠がヒラツカの悪霊に取り憑かれるなんて。。。俺がなんとかしなければ。。。うーん」

【HOOK】

寒気の悪霊のコールドブレス!
やるかます!はじく!熱いと思う!
寒気の悪霊のコールドブレス!
やるかます!ブレイクダンスで払う!
寒気の悪霊のコールドブレス!
やるかます!倒す!
寒気の悪霊のコールドブレス!
やるかます!暴れまくって倒す!

チンハーツは戸惑っていた。“憑依”を使えばおそらく倒せる事も分かっていた。だが、“憑依”を使った後の後遺症も今回は予想がついていた。

チンハーツ「憑依したら絶対、雪ごと食べちゃうよ。。。お腹壊すの目に見えてるんだよなー。。」

メテオ「ヒラツカ!車置いてきて飲みに行こうぜ!」

チンハーツ「。。。なんかヒラツカと和解し始めてるし、なんか座り込んじゃって(^_^;)あーくそ!やるか!憑依!」

チンハーツはみるみると姿が変貌した。

悪霊ハーツ「ふはははは!地獄の方がもっともっともっと寒いぞ!こんなもんただのかき氷じゃの!わしにかき氷をご馳走してくれるのか!シロップも必要だな。」

悪霊ハーツは冬将軍を雑巾のように絞って汁のようなモノを辺り一面に撒いた。

悪霊ハーツ「悪霊果汁100%のかき氷完成!いただきマッスル!」

悪霊ハーツは辺り一面覆い尽くす雪と冬将軍を丸ごと飲み込んだ!すると真っ白だった雪景色に晴れ間がさし、雪も溶けていった。春の到来である!

メテオ「ヒラツカー!春が来たぞー!」

チンハーツは憑依を解いた。

チンハーツ「ふぅ!うげぇぇ!頭痛いし、腹も下しそうだ。やっぱ雪食べやがったかー。。。それにしても師匠がヒラツカの悪霊に取り憑かれていたなんて!」

次回PART.13予告

トマト伝説平塚ハスラー、レタス爆弾平塚バーガーと立て続けに平塚の曲を作った反動でメテオの頭の中はヒラツカだらけになってしまい、ついには悪霊退治シリーズまで平塚に侵食された。

このままでは悪霊退治が平塚に乗っ取られ、この先も平塚だらけになってしまう事を恐れたチンハーツは、平塚の悪霊退治に乗り出すのであった。

メテオに取り憑く悪霊は相当レベルが高いボス級の為、チンハーツも助っ人を呼び渾身の除霊を試みる。果たしてメテオ&チンハーツの悪霊退治は平塚を除外できるのか。。。

次回PART.13!

「ヒラツカの悪霊に取り憑かれたメテオを救出せよ!」

 【悪霊退治PART.13】へ続く

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